認知症の寿命|長生きするのは男性?それとも女性?痴呆になりやすいのは?

家族信託の例でよく出てくるのが、何らかの財産を持っている、年配の未亡人女性で、一人ないし二人のお子さんがいるという設定です。家族信託の説明では、なぜこのような設定が多いのでしょうか?

日本人の寿命|男性と女性でどっちが長生き?

初老って何歳?

「初老」という言葉を聞いたことがあるかと思います。老人の域に入りかけた年頃で、もともとは「40歳」のことを表した言葉だそうです。思い返せば、身体のいろんな所に衰えを感じるようになったのは、やはり40代になった頃でした。

江戸時代の平均寿命が30歳ってホント?

「江戸時代の平均寿命は30歳」という説を何かの本で読んだ記憶があります。乳幼児の死亡率が現代とは比べ物にならない程高かった時代ですから、乳幼児が亡くなることで、平均寿命をグッと押し下げていたのでしょう。実際は江戸時代でも、60代70代は普通にいて、中には80代や90代とご長寿もいらしたようです。

日本人の平均寿命

さて現代の日本人の平均寿命ですが、2017年の統計では84歳だそうです。と言っても、男女でかなり差があるようで、男性81歳、女性87歳だそうです(間を取れば、確かに84歳ですね)。

この数字だけをみれば「女性の方が6年長生き」と言えます。ちなみに、私の祖父は60代前半で亡くなりましたので、平均寿命よりもかなり若かったのですね。祖母は90代後半で亡くなりましたので、平均寿命を少し超えて、生き抜いたと言えます。

日本人の死因

私が子供の頃は、日本人の死因の第一位は脳卒中でした。当時は塩分の濃い食事が多く、常に血圧が高めの方が多かったように思います。その結果、脳内の血管の弱い所が破れて、脳内で出血して亡くなってしまう。しかし「減塩」がブームになり、「血管年齢」を気にするようになり、医療体制や医薬品の発達も手伝って、脳卒中で亡くなる方も減ってきました。

ちなみに、今の日本人の死因は、一位がガン、二位が心疾患、三位が脳卒中だそうです。

医学で病気を克服した先にあるもの

医学や医療技術の発達で、人類を悩ませてきた病気が次々と克服され、最後に残るのは「老衰」になります。そうなるとQOL(クオリティ・オブ・ライフ、人生の質)が問われるようになります。長生きしても、寝たきりだったり、管につながれたままでは、人生の質が大きく下がってしまいますから、元気に年を取り、ピンピンコロリと逝きたいものです。

平均寿命が延びて、様々な病気が克服されるようになると、いよいよ最後は「脳」の問題に行き当たります。脳がだんだん委縮して、様々な機能が失われる。その結果として記憶が消えてしまったり、生活ができなくなってしまったり、徘徊を始めたり。

医学で病気を克服した先にあるもの、それは「認知症」との戦いなのかもしれません。

認知症になりやすいのは男性?それとも女性?

75歳までに、約10%の人が認知症や何らかの症状が出てくるようです。この時点では、男女の間であまり差はないようです。

ところが年齢が上がるに従い、男女間で徐々に差が出始め、90歳になるころには男性が40%、女性は60%にもなります。つまり、おじいちゃんよりも、おばあちゃんの方が認知症になりやすいということです。

家族信託で年配の未亡人が出てくる理由

男性の平均寿命は女性よりも低いので、男性は認知症発症前に亡くなってしまいます。結果として女性が残り、残された女性が認知症を発症するという構造ですね。

家族信託を説明する事例で、年配の未亡人が出てくる理由はこのような理由だったのですね。

認知症発症、その前に

「オレは認知症なのか?」とか「うちのお母さん、最近おかしくない?」そう思ったら、早い段階で司法書士に相談しましょう。司法書士には認知症かどうかの診断はできませんが、もし認知症と診断された場合に備えて、効果のある具体的なアドバイスをしてもらえます。

 

 

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